当院はトリガーポイント療法の理論に基づいて施術を行なっております。

トリガーポイント療法は「痛み・痺れ」に対しての改善を得意としています。また、西洋医学的に検査しても原因がわからない症状に対しても効果を発揮することができます。

痛み・痺れ・原因不明の身体の不調はトリガーポイントが原因で引き起こされることが大半です。また、トリガーポイントが形成されることによって身体にストレスが加わり、自律神経のバランスを乱し自律神経系の症状を引き起こす原因にも繋がります。

・トリガーポイントとは!?

 

 

 

 

 

トリガーポイント(以下TP)その名のとおり、痛み・痺れの引き金になるポイントです。
主に筋肉、筋膜、健、骨膜などに形成されます。

潜在性トリガーポイント

潜在性TPは「頚部の筋肉を押すと頭に響く、臀部の筋肉を押すと足に沿って響く」などの関連痛と呼ばれる反応を引き起こし、痛覚が過敏に反応している状態になり、『痛覚過敏部位』とも呼ばれます。

潜在性TPの状態ではTPが形成されている部位を押したり、動かしたりと刺激を加えなければ痛みや不調が出ません。
ほとんどの方はこの状態だと言えます。

潜在性TPが仕事、趣味の繰り返しの運動やストレスなどの要因で血流が悪くなると『活動性TP』に変化し、痛み、痺れなど様々な症状を引き起こします。

責任トリガーポイント

潜在性TPが繰り返しの運動やストレスなどの要因で血流が悪くなり続けると、潜在性TPの一部が活性化して責任TPに変化します。

こうなると、運動痛はもちろん圧迫や他の刺激を加えなくても自発的に痛みが生じるようになります。
また、痛み以外にも痺れ感、感覚鈍麻、筋力低下などの症状が現れてきます。

責任TPに指や鍼が当たると認知覚(発痛部位を認知する)が生じます。
痛みや痺れ感が再現される、「痛いところはまさにそこだ!!」というような感覚的に認知することができるポイントになります。

責任TPが痛み、痺れ、様々な身体の不調の根源的なポイントになります。
原因となる責任TPを適確に除去することにより、「痛み、しびれ、身体の不調」の改善に繋がります。

 

・なぜトリガーポイントができるのか?

トリガーポイントは動作の多い部位、冷え、ストレス、虚血により形成されます。
多くの方は毎日同じ動作を繰り返して生活しているかと思います。
仕事、家事、育児、趣味など何気ない日常生活動作の積み重ねで負担は積み重なっていきます。

さらに、年齢とともに負担は積み重なり、トリガーポイントの数が増えていき身体の不調として現れてきます。
生活習慣や人間の個体差で負荷のかかりやすい部位にはより多くのトリガーポイントが形成されます。

例を挙げると、人間の二足歩行の代償として頸、肩、腰に負荷がかかりやすく、首肩こり、腰痛が多いのです。

また、精神的なストレスは頚部にトリガーポイントを形成させます。
頚部のトリガーポイントは自律神経に不調を引き起こします。

自律神経は全身の器官に分布しており、脳神経にも一部含まれます。
それに伴い、めまい、吐き気、動悸、不整脈など全身に不調を来す症状を引き起こす可能性が出てきます。

 

・なぜトリガーポイントに鍼が有効か?

トリガーポイント鍼療法は痛みの根元に直接アプローチすることができます。

トリガーポイントには形成されやすい部位があり、①筋肉と筋肉が重なり合う部位 ②筋肉の骨との付着部分 ③筋膜 ④筋健移行部 ⑤力学的、構造上負荷のかかりやすい部位 などがあります。

例えば、肘が痛いとします。肘が痛ければ痛い所の周囲を押したり・揉んだりして痛みの発生元を探し出そうとします。

しかし、痛みの範囲が曖昧だったり、関連痛によって遠隔部位に痛みが発生したり、筋肉の走行が複雑な為、痛みの発生源を正確に探し出すことは一般の方には困難になります。

指の届く部位であればこの様に調べることができますが、指の届かない部位の場合は鍼を使用してトリガーポイントを探し出していく必要があります。

トリガーポイントはMRI、レントゲン等画像では確認できない様な小さなものになります。
痛みの根源となることが多い深層にあるトリガーポイントは骨際、筋肉と筋肉が重なり合う部位など、物理的に指が届かない部位に形成されることが多いです。
その為、深層部にある小さなトリガーポイントに適確に刺激を加えるには指先よりも繊細で細い鍼を使用する必要性があります。

 

 

 

 

 

 

 

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